金銭を支払う、物を引き渡すなど、債務の内容は基本的に一定の行動を求める作為義務であるとされています。もっとも、例外的に何も行動を起こさないことが内容となった債務が存在します。これを、不作為債務と言います。不作為債務の具体例としては、金銭支払いを求めない債務や、裁判を起こさない債務などが考えられます。
このような債務は例外的な内容になるため、当事者間で設定する場合はその内容を深く吟味すべきと言えます。
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