ステークホルダーとは、企業に対する利害関係人のことを言います。このステークホルダーは、会社の株主、債権者と言った限定された利害関係人のことを指すのではありません。より広く、従業員や顧客、会社の周辺地域に住む住民までも含むこともあり、このステークホルダーとは抽象的で流動的な概念と言えます。
もっとも、今日における企業の社会参画おいて、ステークホルダーとの関わり合いは必須のものと言えます。そのため、企業に対する債権者として関わりを持つことを考える予定債権者は、企業のステークホルダーへの参画がどれほど注力的に行われているかについて着目した上で判断すべきと言えます。
とはいえ、ステークホルダーが企業に対してどこまで関わり合いを持てるかどうかは、ステークホルダー本人の立場による部分があるため、企業に対する要求等、関わり合いの実現をどこまで行えるかについては、企業法務に詳しい弁護士の助言を受けて考えるべきと言えます。
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