消極的損害とは、損害賠償の場面で計算され理、本来であれば得られたであろう利益が得られなくなったことによる損害のことを言います。例えば、交通事故により1日4万円を稼ぐタクシー運転手が2週間治療により仕事ができなくなった場合、本来であれば、治療に費やした2週間で営業することができたのに、それが交通事故によってできなくなっているため、その治療期間における営業損失を消極的損害として請求することとなります。
このように、消極的損害はどのような仕事をしているのか、どれほどの期間休業していたかなど、多くの要素を考慮して判断しなければならないため、弁護士に依頼し、事件の処理を一任することが望ましいと言えます。
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